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新しい働き方のかたち:ワーケーションで広がる可能性

当社では、柔軟な働き方を推進する取り組みの一環として「ワーケーション制度」を導入しています。この制度を利用することで、旅先でも業務を継続しながら、リフレッシュや新たな刺激を得ることができます。今年の夏、制度と休暇を組み合わせてドイツで過ごした社員のリアルな体験をお届けします。
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今回ドイツでワーケーションをするのは私にとって2回目の経験でした。「せっかく現地で働けるなら、そこでしかできないことを体験したい」と思い、2つのことを実践してみました。
前回ワーケーション実施記事:ドイツでのホームスティワーケーション:e-Janワーケーション体験談①

ひとつ目は、東京本社や西日本営業所で利用している「フレキシブルオフィス」を、今回の滞在先のミュンヘンでも使ってみたことです。このタイプのオフィスには共用エリアがあり、現地にも同じ系列のオフィスがあったため、事前に予約をして訪問しました。
使い慣れていることもあり、自社製品であるセキュアコンテナ ADを利用しながら、日本にいるときと変わらない快適さで仕事を進めることができました。
ミュンヘンのオフィスでは、犬の同伴が可能である点が特徴的でした。ペットとの共生を尊重する価値観が、職場環境にも浸透していてドイツらしいと感じました。また閉館時間が「18:00まで」というところも、ドイツならではの働き方や価値観を感じられるポイントでした。ドイツでは効率的な仕事の進め方を優先し、定時で終えて家族や趣味の時間を大切にするライフスタイルが一般的と聞きますが、オフィスの運営時間にも、そうした文化が反映されているのだと感じました。

もうひとつは、『ドイツ人のすごい働き方』(すばる舎)の著者・西村栄基さんにお会いできたことです。本を読ませていただいたことをきっかけに、「せっかくドイツに行くなら直接お話ししてみたい!」と思い、ドイツにお住まいと知ってコンタクトを取らせていただきました。ありがたいことに、今回お会いする機会をいただくことができ、日帰りでミュンヘンからデュッセルドルフに片道3時間程かけて行ってきました。
この本では、著者の西村さんがドイツで17年間働きながら暮らしてきた経験をもとに、ドイツの働き方や文化について、日本との違いや共通点が紹介されています。どちらか一方ではなく、両方の良さを組み合わせた“ハイブリッドな働き方”を提唱されており、ドイツの良い点について社内でも取り入れてみたいと思いながら読みました。
当日初めてお会いするときはちょっとドキドキしていましたが、待ち合わせ場所では笑顔で迎えてくださり、とても気さくで話しやすい方でした。テラスでランチをしながら、本の内容やドイツでの仕事や生活、これからの活動など、貴重なお話が聞けて、ドイツでしか味わえないとても有意義な時間を過ごしました。
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今回の2つの体験を通じて、働く場所を変えることで得られる新たな視点や気づきを実感しました。また「ワーケーション制度」は、柔軟な働き方を可能にする以外にも個人の成長や新しいアイデアのきっかけにもなる制度だとあらためて感じています。今回得られた気付きは、社内でフィードバックしながら、今後の業務や取り組みに活かしていけるよう模索しているところです。

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