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ドイツでのホームスティワーケーション:e-Janワーケーション体験談①

当社はこれまで柔軟な働き方を推進し、様々な制度を導入してきています。
今回は2021年に社内制度として導入した「ワーケーション制度」を利用し、ドイツでの長期ワーケーションを行った社員の体験記をご紹介いたします。

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=== 会社の制度を利用してドイツワーケーションにチャレンジ
今年の2月~3月にかけて、コロナ禍前から語学留学やサッカー観戦で度々訪れていたドイツでのワーケーションを実施しました。今回は久しぶりの渡航ということもあり、思い切って少し長い期間での滞在を計画しました。場所は友人が近くに住んでいるエリアであるミュンヘン、ホームスティで仲良くなったホストファミリーの家があるボンを選びました。
当社のワーケーション制度は、元々外国籍社員が帰省しやすい内容で設計されています。場所は海外でもOK、期間は年間60営業日、また現地時間での勤務が可能と国内と変わらず実施できます。実際海外帰省で当制度を利用した社員はこれまで11人います。

業務環境と設備
ノートパソコンとポータブルモニターを持参し、当社のテレワークプラットフォーム製品であるCACHATTO SecureContainer、splashtop for CACHATTO、CACHATTO リモートデスクトップを利用しました。
当社の製品は端末にデータを残さないため、シンクライアントPCでの業務が可能で、セキュリティ面において安心して利用できます。
通信は宿泊先のWi-Fiとスマートフォンのテザリングで行いました。
環境面は現地へ行ってみないと分からない点もあることから、LANケーブルやSIMカード等、あらかじめできることは可能な限り準備して行きました。

海外ワーケーションの課題と対策
今回ワーケーションを実施するにあたり、大きな課題の一つは時差でした。
日本との時差はマイナス8時間で、日本時間の夕方に仕事を始めることになります。
フレックスタイムを利用し、朝7時から勤務を開始して、なるべく重なる時間帯を増やすようにしました。
またそれでも難しい時間帯の会議は関係者に相談し、あらかじめ期間中の会議時間を変更させてもらいました。変更が難しい会議については、部署メンバーに代わりに対応してもらいました。仲間の協力に支えられました。

環境の変化により生まれた働き方
時差は課題でもありましたが、一方で日本が終業した後は自分だけの時間になり、集中業務が捗る時間でもありました。午前中は会議やチャットでのやり取り、午後は書類や資料作り等、メリハリのある働き方を実践できました。
またフレックスタイム利用により朝早くから業務を開始しているので、終業時刻も早くなり、夕方からは観光やショッピングもしました。
休日は友人宅で過ごしたり、一緒に出かけたりと、異文化の中での生活体験はリフレッシュ効果が大きく、オンオフの切り替えもスムーズでした。

ドイツ人の働き方
滞在していた宿泊先にはカフェがあり、コワーキングスペースのように利用されていました。私も夕方からは気分転換も兼ねてそこで業務をしていました。ドイツの方々も働いていたので、ちょうど良い機会だと思い、働き方について少しインタビューをしました。
ドイツでもコロナ禍ではテレワークが主流で、コロナが落ち着いてきた今はオフィスに戻る傾向がある、と話していました。元々休暇取得や労働時間の管理徹底は国で定められていて、休暇を家族や友人と過ごし、オンオフをはっきり分ける働き方を好む印象を受けました。

ワーケーションでワーク・ライフバランスを実現
今回私が会社勤務しながら行きたい場所で長期滞在が実現したのは、この「ワーケーション制度」があったからこそです。一昔前なら長期休暇取得や退職も考えなくては難しかったことが、働き方の変化から実現可能になり、ワーク・ライフバランスの向上にも繋がっています。新しい環境でのインプットや、少し離れたところから客観的に仕事を見つめ直すと、クリエイティブな考え方にも繋がると実感した体験でした。

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