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ニューノーマル時代の1on1のあり方

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2020年の新型コロナウイルスの拡大をきっかけに、テレワークを主軸とした働き方が主流となりました。 これにより、従来は目の行き届く範囲にいた上司や部下の様子をうかがうことはもちろん、気軽なコミュニケーションを取ることも難しくなりました。実際にメディアの調査では、テレワークを利用する際に不便・不安と感じることについて、一番多い意見は「同僚とのコミュニケーション」という結果も出ています。

弊社でも、2020年4月の緊急事態宣言を機に全社的なテレワークに移行した後、同様の課題が現場で見受けられました。今回は、テレワークを主軸とした働き方の中でのコミュニケーションの工夫として、「1on1」を取り入れている開発部門のサブリーダーにお話しを聞きました。


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今回は私のチームで実施している、1on1についてご紹介します。

一般的に1on1とは、上司部下の相互理解や、部下の成長のきっかけの場とされています。
「部下のための時間」であり、上司は基本的には聞き役に徹するべきと言われます。
ですが私が行っている1on1は、若干本来の趣旨とは異なっていることに今回気がつきました。


弊社は昨年の緊急事態宣言を機に、原則全面テレワークへと切り替えました。同時に、組織改編を実施した時期でもありました。異動のメンバーも多く、彼らは複数のストレスを抱えていたと思われます。

そんな中で私が一番に心配したのは、体調面と孤立感です。この時期の1on1の目的は「生存確認」でした。異動後はただでさえ、お互い会話をするのに緊張して、気を遣うことも多いので、「定期的に連絡を取ること」「相手が話しやすい事」を第一に考えました。

「ご飯は食べている?」「ちゃんと眠れている?」「好きなことは楽しめている?」
「業務に必要な機材は揃っている?」「作業で困っていることはない?」
こんな何気ない問いを、1週間に1度、30分程度繰り返して、少しずつ会話の幅を広げていきました。

2度目の緊急事態宣言の現在ですが、異動したメンバーもチームに無事馴染んできました。1on1での会話も、ふり返りや自身の成長、チームや業務の改善等も話題に出ることもあります。


1on1というと、とかく「コーチング」や「人材育成」に目が向きがちです。
一方で、関係性の構築を目的にした1on1もあると思います。

友達になろう、というわけではありません。あくまで仕事ですから(笑
「困ったことがあったらこの人に話してみよう」
「お互い」そう思える関係性の構築を、今後も1on1を通して目指そうと思います。


<1on1を受けた社員の感想>
最初は何話したらいいんだろうと構えていた部分もあったのですが、Mさんが気兼ねなく色々お話しできる雰囲気作りをしてくださったおかげで、仕事の話からプライベートで困っていることなど、気軽に好きなことを話して良いんだと思えるようになりました。相談があるので話を聞いてほしいと、自分から声を掛けることが難しい私にとって、週1回の1on1の機会は非常に有難いです。


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テレワークだと単純接触の回数が減るため、
関係性を構築に主軸をおいて1on1を取り入れてみるのもいいかもしれません。

コミュニケーションの取り方で悩まれている方は、
下記の記事もぜひご覧ください。
日報がテレワーク時代のコミュニケーションの場に!?日報システム「CrossCom」
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ライター:開発部門 M
源氏物語に詳しい、開発部門のリーダーです。

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