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社内SNSで話題!外国籍社員のエッセー「日本語の変な言葉」

日報で社員同士が気軽にコメントしあえるシステム「クロスコム」で外国籍社員が書いた日本語に関する面白いエッセーが社内で話題になりましたのでご紹介します! 書いてくれたのは、9年ほど日本に住んでおり現在はe-Janで働いているオーストリア人社員のBさんです。

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「日本語の変な言葉」

9年間ほとんど日本に住んでいたので、変な日本語を見つけました。日本では普通だと思われている言葉ですが、外国人からするとそれらの言葉はむずかしいです。意味がちょっと違うので、英語訳やドイツ語訳があてはまりません。それらの言葉から四つ選んで、書きたいと思います。

一つ目は青です。青は英語で「blue」だけではなく、「green」の意味もあります。日本人の彼女と車に乗っていた時、英語で「Go when the light turns blue」と言われて、びっくりしました。「信号は決して「blue」ならない」と思ったのではじめは意味がわかりませんでしたが、そのあとすぐに頭の中で日本語に翻訳して「信号が青になったら行って」という意味だとわかりました。しかし、「信号は青ではなくて、緑です」と言いました。でも実は青は「blue」と「green」という意味です。

二つ目は「いいえ」です。日本人はよく「いいえ」と言いますか?いいえ、言いません。ほかの言葉の方がより使われます。「違います」とか「大丈夫です」とか「結構です」とよく言います。例えば「あなたはオーストリア人ですか」と聞かれたとき、否定的な答えは「違います」です。スーパーでよく「袋はいりますか」と聞かれて、否定的な返事は「大丈夫」です。「お代わりはどうですか」と聞かれた場合は、「結構です」と言えます。ドイツ語ではすべての答えは「nein」です。
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三つ目は「大丈夫」です。様々な意味があるので「大丈夫」はワイルドカードです。今、「いいえ、いりません」という意味での使い方について書きましたが、そのほかにも、「まあまあ」とか「安全」とか「いい」とかいう意味があります。「元気ですか」と聞かれた時「大丈夫」と答える場合は「まあまあ」という意味です。「その橋は危なくないですか」というような質問に「大丈夫」で答えるときは、「安全だと思います」とか「いいよ」という意味です。「大丈夫」は便利だけど、紛らわしい言葉です。

四つ目は少し面白い話です。日本の電車に乗ると、いろいろなアナウンスが聞こえてきます。「黄色い線の内側でお待ちください」とか「駆け込み乗車はおやめください」とか「網棚の荷物にもご注意ください」といったアナウンスです。でもひとつのアナウンスがわかりませんでした。「最近この電車はワンワン運転を行っております」と聞こえました。「え!?運転者は犬ですか」と思いました。日本人の友達に聞いたら、笑って「ワンマン運転」だと教えてくれたので、分かりました。英語の発音は時々不思議です。

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