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IT企業の新入社員、初めての仕事は火星探査 !? e-Jan新入社員研修②オンライン研修「MarsLander® Online」

先月入社した新入社員に向け、e-Janでは、いくつかのチャレンジングな研修を実施しました。今回は、その1つとして実施したオンラインゲーム研修「MarsLander® Online」(マーズランダ―オンライン)について、研修を担当したKからご紹介します。
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先日、新入社員向けに「MarsLander® Online」という研修を実施しました。
大半の人にとっては「何それ?」状態だと思うので、少し解説しようと思います。
(今後受講する人がいるかもしれないので、ネタバレにならない程度に。)

「MarsLander® Online」は、株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィックが提供する研修の一つです。「ITサービスマネジメント(ITSM)を体験できるオンライン型のゲーミフィケーション※」であり、オランダのGamingWorksという会社が開発した研修です。
※本来ゲームの要素が無いものに、ゲームの要素や考え方を取り入れたもの。

"オンライン"と付いているとおり、本来はZOOMなどを使ってオンラインで受講することを想定しているのですが、今年度の新入社員は全員高知に集まっているので、今回、ZOOMの画面共有は使ったものの、音声でのやり取りはリアルで行いました。

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この研修での私の役目は、冒頭でゲームのやり方を説明することとゲームの進行管理くらいで、受講者自身が主体的にゲームに参加することにより、多くの「気づき」が得られる仕組みになっています。


ゲームのシナリオは、以下のとおり。

・受講者は、火星に向かう探査機から得られたデータを大学や研究機関などに販売する企業(SPACE-Y社)のIT部門の一員となる。
・探査機が火星に向かう途中や、着陸してからも様々なインシデントが発生する。
・顧客とSLA(サービスレベルアグリーメント)も結んでおり、顧客からの様々な要求にも対応しなければならない。
・IT部門のキャパシティ(要員の能力)は有限なので、多くのインシデントや要求にどのように対応するか考える必要がある。
・会社としての売り上げも向上させる必要がある。

ゲームの骨格となっている考え方は、顧客に提供するITサービスをどのようにマネジメントしていくか、すなわちITサービスマネジメント(ITSM)ですが、アジャイル、リーン、DevOpsやCI/CDといった要素も関連しています。これらはそれぞれ別個のものとして理解するのではなく、全てが繋がっているというのがミソです。

次回開催するときは、プロジェクトマネジメントの要素をもっと組み込んで、ITサービスマネジメントとプロジェクトマネジメントがビジネスをドライブする両輪となることが体感できるような内容に改良できたら、もっと良い研修になると思っています。

昔々は、ITサービスマネジメントのような体系的な整理はなかったので、個々のIT現場で苦労していたと思いますが、今はこのような良いものがあるので、ITに携わる多くの人に学んでもらいたいと思っています。しかもゲームをしながら楽しく学べるのが、この「MarsLander® Online」。おすすめです。


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研修を受けた新入社員からは下記のような感想がありました。

* 改善や振り返りの重要性と、会社の目標を社員全員で可視化してしっかり理解することの大切さを学びました。今後のお仕事の中で取り入れやすい実践的な研修で大変勉強になりました。(新卒社員 K)

* アジャイルやリーンを体系的に学べたのでとても実践的な研修となりました。一般的な会社においては、改善により身の回りの業務環境や工数低減を実感することはできても、それが部門の実績や、ひいては会社の業績にどのような影響を与えているのかなかなかわかりづらいと思います。今回の研修では、自分の改善や取り組みが、実は売り上げや顧客満足、リスクにつながっている...というのを目で見て実感できたので、今後の業務への取り組み方の参考となりました!(中途社員 F)

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