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コロナ禍 新入社員のホンネ!~入社後1年間を振り返って~(後編)

コロナ禍で新社会人として入社し、いきなりテレワーク(在宅勤務)となった2020年4月入社従業員に一年を振りかえってもらう企画の後編です。前回は、入社時の様子や気持ちなどを聞きましたが、今回は、現在の働き方やこれからの課題について聞いてみました!

前編▶コロナ禍 新入社員のホンネ!~入社後1年間を振り返って~(前編)

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(今回インタビュー答えてくれた人)
マーケティング部門所属のAさん
インフラ管理部門所属のBさん
品質保証部門所属のCさん


──今現在はどれくらいの頻度で出社していますか?

C:夏場はオフィスの快適な空調を求めて出社していたのですが、秋以降一度も出社していませんね。品質保証の業務の中でも私の担当している業務は出社しなくても問題なくできるので。

B:私は出社の頻度は、1,2か月に一度くらいです。機器のメンテナンスなど業務上必要に迫られたときだけですね。

A:私は業務上会社での作業も必要なので、週に1回くらいは出社していると思います。

──そんなに出社の頻度は高くないですね。それだけ多くの業務がテレワークでできてしまうということなのですね!




──みなさんは新社会人になるタイミングがコロナ禍と被ってしまったこと、新入社員からテレワークで業務を始めることになったことを、一年振り返ってどのように感じていますか?

B:良い面、悪い面、どちらも半々だったと思っています。今後は、家の近くにサテライトオフィスとかができて、もう少し気分転換に人との交流ができるようになればいいなと思います。

C:良かった点は、通勤時間が無くなったことですね。時間がより有効に使えるようになりました。マイナスな点は、やはりオンラインでのコミュニケーションが難しかった点だと思います。これから、もう少し会社の人たちのことを知る機会が増えればいいなと思います。

A: 私は、テレワークでよかったと思っています。社内の人と仲良くなりたい!とか、どんな人たちか知りたい!という気持ちがあまりないので(笑)私にとっては人柄がそこまでわからなくても、現状、テレワークでのやり取りや業務に支障はないので、フレキシブルな働き方ができてよかったなと思っています。




──現在、業務上で困っていること、改善したいことはありますか?

C:ほとんどの業務がオフィスと自宅で変わりなくできますが、違いがあるとすれば、机や椅子などの環境ですかね。せめてオフィスのような快適な椅子を自宅に用意できれば…。

A:私は1年かけて自宅の業務環境をかなり整えてしまったので、特に困っていることはないですね。むしろ、自宅の方が自分の好きにカスタマイズできるので、働きやすいくらいです!




──ここまで、テレワークにフォーカスしてお話しを聞いてきましたが、今の会社への満足度を5段階で表現するとどうなりますか?

B:「4」ですかね。通勤もなく、どこからでも仕事ができる環境があるというのは、魅力です。マイナス面は、コミュニケーションの物足りなさでしょうか。

C:私は期待も込めて「5」です。現状、会社に行かずとも支障なく業務ができますし、有給休暇もとりやすいです。「期待をこめて」といったのは、やはり私も課題を感じているのはコミュニケーションなのですが、今はコロナ禍なので、それが落ち着いてもう少し自由に出社したりできるようになれば、コミュニケーションの問題はなくなるだろうなと思っています。

A:「4.5」ですね。テレワークはもちろんですが、男性も積極的に育休を取得していたりと、働き方が先進的なところがいいと思います。働き方、環境、業務の面で不満はありません。ただ、これもコミュニケーションの課題かもしれませんが、会議で決まったことがもう少し詳しくわかるようになると良いなと思います。どういう話の流れがあったのか、みんなどんな反応をしたのか、議事録の文字だけだとわかりにくいですね。オフィスにみんな出社していたころは、自然と共有できていたかもしれませんが、テレワーク下では共有する工夫が必要な気がします。

──確かにテレワークでのコミュニケーションについては、まだまだ改善の余地がありそうですね。




──最後になりますが、これからテレワークに挑む新社会人にアドバイスなどありますか?

B:テレワークになるとわかったら、自宅の業務環境を整える必要があると思います。安定したインターネット回線は必須ですし、大きなモニターもあると業務が捗ると思います。また、家族と同居しているのであれば、業務用の一人部屋を準備することをお勧めします!

C:私はオンラインでのコミュニケーションに慣れておくといいと思います。テレワークの際は、基本的に会議はWeb会議システムを使いますし、日々の細かなコミュニケーションはチャットです。私自身は、学生時代こうしたオンラインのコミュニケーションよりもリアルのコミュニケーションを多くとっていたので、慣れるのに時間がかかりました。

A:テレワークになると業務中も、業務外の時間も同じ場所(自宅)にいることになるので、メリハリをつけるために自分なりの切り替えルールを決めておくといいと思います。あと、長時間座っていることになるので、椅子は大事だと思います。お金をかける価値ありです!

──皆さんいろいろと工夫されて一年間過ごされてきたんですね。お時間いただいて、ありがとうございました。


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今回、新社会人として入社直後からテレワークすることになった3人にお話を聞きましたが、それぞれが元々持っていた「会社や社会人への期待」や、「得意とするコミュニケーション方法」などによって、課題と感じる部分が異なることがよく分かりました。これは、新入社員に限らず、多くのコロナ禍においてテレワークに移行された人たちにとっても同じだったと思います。

一時的なものであろうと始まった「テレワーク中心の働き方」も移行から1年が経ち、2年目を迎えることになりました。
コロナ禍以前は漠然としていたテレワークの課題も、一年間の経験で明確になってきたと感じている方も多いのではないでしょうか。今後は、こうした課題にどのように取り組むのかが、アフターコロナの働き方の鍵となりそうです。