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ナレッジクロスオーバー研修 in 高知(前編・守)

部署を横断してナレッジや暗黙知を共有し合う、合宿型研修を開催しました。ナレッジシェアや勉強会を通じて、新製品「CACHATTO One」に関する新たな学びや知見を得ることができました。
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■はじまり
この合宿型研修は、もともと自部署ユニット内でチームビルディングを目的に始まりました。その後「定期的に開催すること」の重要性に気づき、今回で5回目の開催となります。普段は遠隔でバラバラに働くメンバーが定期的にオフラインで一堂に会し、残暑厳しい高知の当社拠点(高知テクニカルセンター)で熱く語り合う特別な機会です。学会やサマースクールに参加するような、あのワクワクに近いかもしれません。

第1回の合宿型研修はこちらの記事で紹介しています。
東京から高知に集結!ユニット内チームビルディング研修①

■今回の目的
今回の研修は、従来のチームビルディングとは一味違った目的で企画しました。
私たち「自動E2Eテストユニット(UAE)」に加え、同じ開発グループの「品質保証ユニット(QAU)」、そして新製品の受け入れテストを担う「プロダクトオーナーユニット(POU2)」を巻き込んだ、“品質保証三者”による部署横断型のサマーリトリートが実現しました。
新製品に関するナレッジ共有や、これまで暗黙知として語られてきた「秘伝のタレ」を持ち寄り、共有・言語化する機会となりました。

■返杯文化
研修の内容を紹介する前に、今回の研修に込めた裏テーマについてお話しします。
それは「返杯」です。
聞き馴染みがない方も多いかもしれませんが、返杯は高知特有のお酒の文化です。
簡単に言えば、自分のグラスで相手とお酒を飲み合うこと。
 1. 相手に「返杯」と言った後、自分のグラスを空になるまで飲む
 2. 飲み干したグラスをおしぼりなどで飲み口を拭き、相手に渡す
 3. 渡したグラスに半分程度の量のお酒を注ぐ
 4. 相手はそれを一気に飲み干し、自分にグラスを返す
 5. 返されたグラスを持って相手にお酒を注いでもらう
この一連の流れが返杯です。
私は高知に来てこの返杯文化を教わりました(お酒は強くなりませんでした)。
最初は恐怖でしたが、慣れてくると「握手やハグ」のような感覚に近くなり、酒場では強力な親睦ツールとなりました。

■真のテーマ
ふと、思いました。
「返杯って、お酒以外にも応用できる文化(システム)なのでは?」
「コップの中身がお酒ではなく、自分が持つ知見や暗黙知だったらどうだろう?」
「一度の返杯で終わらず、返杯の返杯が起きれば知見が連鎖的に循環するのでは?」
この着想から、部署間で知見を共有し合う“知識の返杯”の場を作りたいと思いました。知識を持ち寄ってシェアし合い、知が循環して、一体感でハイになる。属人化を防ぎ、ナレッジを共通の資産にする。
「ナレッジ返杯で酔っぱらおう!」
これが今回の真のテーマであり、「知識で酔う」場づくりが今回の合宿型研修の肝です。

次回、研修実践編。サービス、サービスゥ♪