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男性の有意義な育休の過ごし方

男性のみなさん、育児休業(以下、育休)の期間を有意義に過ごせていますでしょうか?
「出産後の家事や育児の手伝いをする」という意識で取得する人が増えている一方で、取得したものの有効に過ごせなかったといった声をしばしば耳にします。
今回は、今年5月から1ヵ月間の育児休暇を取得した弊社の営業職のYさんに、育休中の過ごし方について話を聞きました。

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『育休は奥さんの体の回復のため。一ヵ月後に育児をバトンタッチする意識で過ごしていた。』

・育休の概要を教えてください。
奥さんの入院明けの5月中旬から6月中旬にかけて1ヵ月取得しました。もともと6月頭に取る予定でしたが、出産が2週間前倒しになったので仕事の引継ぎの準備が間に合わずかなりバタバタしてしまいました。初めての子どもでしたし、今回は育休を取得することができたので、奥さんの実家ではなく自宅で過ごしました。
  
・育休を取ることにしたきっかけは?
子供ができる前から育休を取ることを考えていました。奥さんは体がタフではないので、出産直後は助けがいるだろうと。2年前の転職にあたっては、育休を取りやすいこともポイントになって(現在の)会社を選びました。この会社は他にも育休を取っている男性社員がいたから取りやすかったですね。

・育児休暇中の過ごし方を教えてください。
最初の1、2週間は家事と育児を全部しました。奥さんが寝たきりで、2階にも上がれないほど弱っていたので回復に専念してもらっていました。もともと一人暮らしの経験がありましたし、結婚してからも家事を分担していたので、分担の比率が増えただけと考えれば、それほど大変ではなかったです。同棲始めた時のほうが大変でした。(笑)
育児はどちらもビギナーだけど、今はインターネットで調べたり、動画を見たりできるのでそう困らなかったですね。
むしろ、育休明けのほうが大変でした。仕事と育児の両方を一緒にしなくちゃいけない。どちらか一つに絞れる状況がいいですね。ただ、両立のためのタイムテーブルを作って工夫したら、うまくいくようになりました。

・育休中、意識していたことはなんですか?
奥さんをしっかり休ませることです。しっかり休んで回復してもらって、一ヵ月後には育児をバトンタッチできるように意識していました。

・育休を取った結果、周りの反応はどうでした?
奥さんはことある毎に「助かった」感謝してくれていました。あと、育休を取った上に在宅勤務で働ける環境ということで、父親からは「子供とそんなに一緒に接する機会はないぞ」と羨ましがられました。




『想像で補えない大変さを、きちんと目にしたほうがいい。』

・今後育児休暇を取得する人へのアドバイスはありますか?
育休はとったほうがいいです! 特に最初の1、2週間は奥さんと子供と一緒にいてあげたほうがいい。もちろん個人差はあると思います。
働きながら様子を見ているのと、自分が責任を持っている時間があるのとでは全く違います。
奥さんのケアをして、体を回復してもらう。自分が責任をもって家事や育児をすれば一連の流れが掴めるので、大変な部分や助ける/サポートするポイントも分かります。大変さは想像では補えません。想像で補えないものをきちんと目にしたほうがいいです。
もし育休を取らなかったとしたら刺されちゃう。(笑)今回はコロナの影響で社会や会社も特殊な状況だったから1ヵ月の育休を取得できたけれど、これまで通りの環境だったら1か月では足りなかったかもしれないです。

・育児休暇を取得するにあたって、準備すべきことを教えてください。
会社に育休を取ることを早めに伝えておくことです。妊娠が分かったら奥さんと相談して、早めに会社に報告しましょう。半年後だと結構先の話だ、と考え人間は深刻に受け取らないので受け入れてもらえますし、いざ育児休暇取得の一か月前に会社に話をした際にも無下に断られないと思います。それから、家事ができるようになっておくことですね。奥さんと分担できればOKで、一人暮らしした経験があれば大丈夫です。あとは、SNSで流れているような体験漫画を読むといいですよ。楽しく読んで、子育てに対してポジティブになってください。


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よく育児休暇は「奥さんを手伝うため」にとるという考え方を聞きますが、
Yさんは「育児休暇中の1か月は、自分が育児・家事を全部やって、奥さんには回復に注力してもらい、1ヵ月後に奥さんに引き継ぐつもり」で育児休暇を過ごされたそうです。
「手伝う」つもりの人と、「自分が主責任者」の人では、育児への参加度合いと当事者意識が異なるのは当然なのだと思いました。

これから育児休暇を取得することを考えている方や、ご家族の方は是非参考になさってください。


ライター: S.T
2020年6月に1年間の産休・育休から復帰しました。
1児の母として子育てをしながら、e-Janネットワークスで働いています。

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